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ストーリー


第二次世界大戦終結後、世界は
東西に二分された。
冷戦と呼ばれる時代の幕開けである。
1962年。キューバにソビエト連邦の核ミサイルが
配備されるという情報が米国大統領の元に届けられた。
現実と化した核戦争勃発の恐怖が世界を震撼させた。
必死の交渉の末、ソ連はキューバからのミサイル撤去に同意した。

後にいわれる「キューバ危機」である。
人類未曾有の脅威は回避されたように思われた。
だがそこには、ひとつの密約があった。西側に亡命した
設計局局長ソコロフのソ連への返送である。
米政府はこれに合意し、ソコロフをソ連へ返還。
だがソコロフは「悪魔の兵器」の開発者だった。

ソコロフを取り戻したソ連は核開発を再開。それが完成すれば、
人類は本当の恐怖を目にすることになる――。
1964年8月。事態の重要性をようやく認識した
CIAはソコロフの奪還を計画。ソ連の大要塞、
グロズニィグラードの南に位置するソコロフ設計局へ隠密部隊FOXを送り込んだ。

SAS出身のゼロ少佐が率いるFOXは、戦闘特殊部隊と
潜入諜報部隊の両面を兼ね備えた次世代特殊部隊である。
遠隔からの無線バックアップにより、ひとりの兵士が
現地に単独潜入を果たし、任務を遂行するという構想に基づいていた。

同年8月24日、ツェリノヤルスク密林の上空。
高度3万フィートを飛行する一機のガンシップから、
一人の男が舞い降りる。
男のコードネームは”ネイキッドスネーク”。
隠密部隊FOXと、人類の運命を賭けた任務が遂行されようとしている――。

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